ハイキングクラブ みどりの風

2018/1/14(日) 雪崩対策訓練 (会山行)

1月10日、リーダー作成の12ページに及ぶレジメをもとに座学が行われました。
今日は、その実践講習会です。




駐車スペースから林道に踏み込むなり、リーダーの埋めた雪崩トランシーバー
(ビーコン)をピンポイントで見つけるクロス法を一人ずつ練習です。
「実際はもっと深いよ!」



次は、林道の傾斜を雪崩の走路やデプリに見立てて、リーダーの埋めた
雪崩トランシーバー入りのザックを一人ずつ捜索します。
「おっ!みんな快調!」



シャベルで掘り出す訓練です。
「出てきた枝を足に見立てよう。じゃあ、顔はどっち?」



1時間10分の捜索訓練を終え、歩くこと40分。



滑り斜面の下部で積雪安定テスト(弱層テスト)です。行動中にスピーディにできる
アクティブテストの例を説明してもらい、皆でハンドテストに挑戦です。
「60m下にしもざらめ雪の弱層がある!」



次はピットテストのうちのシャベルコンプレッションテストです。
「1m掘るってかなり深い!」「うん、スノーソーできれいにできたね。」
「1、2、3、4、ポンポン、10回、10回、肩1回で40㎝と65cmが一緒にずれたぁ!」
リーダーのきめ細かい講義をまじえ、1時間のテストは真剣そのもの。
「おなかがすいたよ~」 「ランチ~」


訓練をすべて終え、やっと尾根方向に登り始めます。
「青空、風無し、ふっかふか雪、最高!」



かんじき、スノーシュー組「私たちはここまで。景色を楽しんでるよ!」



急斜面まで登り詰めたスキー組4人、さっきまでテストとランチをしていた下部まで
一気滑り。もちろん斜面に負担をかけないように一人ずつ。 「キャッホー!」



尾根のトレースを登り返し、「もう1本!」 4人のラインが美しい。
そう、雪崩対策には斜面を横切らないで縦に滑ることも大事です。



雪のスプレーを巻き上げ、訓練のごほうびにパウダースノーを楽しみました。


雪崩対策訓練は冬山に入る人にとって、毎年必須のこと。
お互いに技術を高めてこそ信頼関係が深まり、楽しめるのだと思いました。


by kakko

  

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